そうだったのか?シミと肝斑とそばかすの違いについて パート1
こんにちは。今回はシミと肝斑とそばかすの違いについてご紹介したいと思います。
<肝斑って何?シミやそばかすとの違い>
肝斑(かんぱん)はシミの一種ですが、一般的なシミとは異なる点があります。まずは、肝斑とはどのようなものなのか、シミやそばかすとの違いを説明していきたいと思います。
<肝斑とは>
肝斑は、主に女性ホルモンの乱れが原因で起こるシミと考えられています。
女性に多い症状ですが、男性でもごく稀に肝斑の症状が出ることもあり、肝斑ができるメカニズムはすべて解明されているという訳ではありません。
妊娠や出産、ピルの服用、過度なストレスなど、女性ホルモンに影響を与えるタイミングで肝斑ができることが多く、30代頃から肝斑の症状が現れる人が増える一方で、閉経後には少しずつ薄くなっていき、人によっては自然に消失することもあります。
<シミとは>
一般的にシミと呼ばれるものは、年齢を重ねるうちに肌のターンオーバーが適切に行われにくくなり、紫外線の刺激によって増えたメラニンが正しく排出されず色素沈着することが原因で現れる症状のことです。10代、20代でもシミができることはありますが、年齢とともに目立つシミが増える傾向にあることから「老人性色素斑」と呼ばれています。
肝斑の場合、女性ホルモンの乱れなどがきっかけにできることが多いため完全に予防するとなると限界がありますが、一般的なシミの場合は紫外線対策をしたり、肌のターンオーバーを促すためにビタミンCを導入したりとさまざまな予防策があります。
また、できてしまったシミが自然に消失することはありません。そのため、シミを消したい場合は適切な治療を受ける必要があります。
<そばかすとは>
肝斑やシミと似た症状に、そばかすがあります。小さな点状のシミがたくさん現れる症状で、主な原因は遺伝とされています。雀の卵の柄に似ていることから「雀卵斑」とも呼ばれます。色素の薄い欧米人に多く見られる傾向がありますが、日本人でも色白な方にはよく見られます。
シミが加齢とともに目立つようになるのに対し、そばかすは子供の頃から現れ、思春期に差し掛かる頃にピークを迎えると言われています。ピークを過ぎると少しずつ薄くなる傾向にあり、人によっては成人する頃にはほとんど気にならなくなることもあるでしょう。
そのため、子供の頃にそばかすができていたとしても慌てて治療する必要はありません。もしも大人になってもそばかすが残り、気になる場合は治療で消すことを検討してみましょう。
<最後に>
いかがでしたでしょうか。今回はシミ・肝斑・そばかすの違いについて
説明いたしました。次回はその治療法についてご紹介したいと思います。