美容健康豆知識情報まとめby岳さん

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そもそもアートメイクの起源とは?どこから伝わった??

こんにちは。今回はアートメイクの起源についてご紹介したいと思います。

 

アートメイクはなぜ始まった?>

現代のアートメイクの始まりは約3,000年前の中国と言われています。

中国は今も昔も占いが盛んで、四柱推命を始めとした様々な占いが誕生した国というのはご存知でしょうか。その占いのジャンルの中に“人相学”というものがあり、眉や目、鼻など顔の特徴からその人の性格や運勢を読み解くのですが、人相学的に濃い眉毛は、富や幸運の象徴とされていました。

そのことから当時の女性たちは、眉を濃く描くようになり、最終的には汗や水で落ちないように、染料で直接肌を染める手法になったと言われています。これがアートメイクの原点と考えられています。

 

<日本に伝わったのは約30〜40年前>

中国で誕生した永久化粧(=アートメイクの原点)はその後、台湾にでもブームになりました。

やがて台湾からアメリカに技術が伝わり、天然の色素で安全に染める研究が進められ、美容目的だけでなく、術後の傷跡のカバーや、育毛治療中の頭皮のカモフラージュ、乳輪の再建といった医療のニーズ(=パラメディカルピグメンテーション)にも用いられるようになりました。

そういった経緯を経て、アートメイクの技術は中国、台湾、アメリカ…そして世界各国に広まり、日本にやって来たのは今から約30〜40年前と言われています。

 

<「アートメイク」は日本だけの呼び方>

アートメイク」という名称は、日本だけで伝わる英語の造語で、いわゆる和製英語です。正式名称は「パーマネントメイクアップ(Permanent makeup)」です。

パーマネントには英語で「(=耐久の)」という意味があり、メイクアップには「(=化粧)」という意味があるので、それぞれの意味をつなげて考えると分かりやすいですね。

アートメイクが日本に普及し始めた頃は、仕上がりが不自然で、時間もお金もかかるものというイメージがあり「なかなか手が出せない…」といった声もありました。

現代のアートメイクは、機械も当時とは異なり、技術や安全性も飛躍的に進化しているので、より安全にコスパよく、スピーディーに施術が受けられます。

 

<皮膚に色素を入れるという美容法>

皮膚に色素を入れる、と言うと“刺青(タトゥー)”をイメージされる方が多いでしょうか。

確かに、「針を使って皮膚に色素を入れる」という点では、アートメイクも刺青も同じ。ですが、色素を入れる深さが異なります。
私たちの肌は、【表皮→真皮→皮下組織】という順番で層になっています。このうち、最も浅い“表皮”に色素を入れるのがアートメイク。表皮よりさらに深いところにある、“真皮”に色を入れるのが刺青です。

このことによって、アートメイクは3~5年ほどで色が薄くなってくるのに対し、刺青はほとんど変わらないという違いが出ます。

また、目的も刺青とは大きく異なります。刺青は本来ないものを装飾として施すのに対し、アートメイクは“本来あるものを補う目的で施す”もの。例えば、生えてこなくなった眉毛を足してあげる、ぼやけてきたリップラインをはっきりさせる、などです。

 

<最後に>

いかがでしたでしょうか。

日本ではまだまだ歴史の浅いアートメイク

今後のブームを作るのはあなたかもしれません。