尿の色 あなたは何色?尿の色はあなたの健康状態が判断できるサイン
こんにちは。今回は尿の色についてご紹介したいと思います。
- <尿の色と病気の関係>
- <栄養ドリンクを飲むと尿が黄色くなるのは?>
- <黄色>
- <淡黄色>
- <赤色>
- <尿の色が薄く、ほどんど無色>
- <尿が黄褐色~褐色>
- <尿がにごる>
- <尿がオレンジ色>
- <尿の量は>
- <尿の量が極端に多い>
- <おしっこがしょっちゅうしたくなる>
- <最後に>
<尿の色と病気の関係>
健康な人の尿は淡黄色から淡黄褐色です。
これは、血液を分解した時にでる代謝物であるウロビリンの色です。
このウロビリンは常に一定の量が排出されています。
水分の摂取量が多いと、体内の水分量調節の為にたくさんの水が尿として排出されるため、ウロビリンの量も薄まり透明に近くなります。
体内の水分が多いときは尿が増えて色が薄くなり、水分が少なければ尿量が減って濃い色になります。
ただし、朝起きた時の尿の色が濃いのは正常です。
睡眠中は尿量を減らすしくみが働き、尿を濃縮しているためです。
日中も朝と同じ濃い尿が出たときは脱水かもしれません。
<栄養ドリンクを飲むと尿が黄色くなるのは?>
栄養ドリンクには様々なビタミンが含まれています。その中のビタミンB2は食品の着色料としても使用されている、黄色
で蛍光性のあるビタミンです。このビタミンB2を摂取したうちの過剰分が、尿と一緒に排泄されるため、尿の色が黄色くな
るという訳です。
<黄色>
正常の尿は、ウロクロームにより、黄色になります。
脱水状態では色が濃くなります。
<淡黄色>
淡黄色の尿は、うすまった尿を示します。
利尿剤内服時、高カルシウム血症、糖尿病、尿崩症等でみられます。
<赤色>
尿の中に血液が混じっています(血尿)。 尿路の出血や腎炎、腎盂腎炎、腎結石などが考えられます。
<尿の色が薄く、ほどんど無色>
大量に水分を摂取した以外におしっこの量が異常に多くなると、尿の色が薄まって無色に近くなります。糖尿病の人によく見られます。
<尿が黄褐色~褐色>
肝臓の代謝でできる色素が尿の中に出てきた場合で、肝機能に異常がある場合にみられます。高熱や脱水症のとき、急性肝炎などの肝臓の病気、胆道系の病気など。
<尿がにごる>
排尿直後からにごりのある尿には、細菌が混じっています。腎炎や膀胱炎など、泌尿器が細菌に感染しているときにみられます。ただし、排尿直後は透明ですが、正常な尿でも時間がたてば自然ににごってくるものです。
<尿がオレンジ色>
ビタミン剤を服用していませんか? ビタミンB2などは特に尿の色が変わりやすく、明るいオレンジ色に近くなることがあります。しかし、単なる薬の影響ですので問題ありません。
<尿の量は>
大人で1日あたり0.8~1.5㍑が平均的。もちろん飲んだ水分の量によって差がありますが、おしっこの回数は1日4~6回程度がふつうです。
<尿の量が極端に多い>
糖尿病になると尿の量、回数とも増え、しょっちゅうのどが渇いて飲み物が欲しくなります。尿の色は薄いのが特徴。その他、腎臓の病気も考えられます
<おしっこがしょっちゅうしたくなる>
いわゆる“頻尿”。尿は少ししか出ず、すぐまたトイレに行きたくなる・・・。膀胱炎や尿道炎、前立腺炎などの病気の代表的な症状です。病気ではなくても、神経質な性格から頻尿になることもあります。
<最後に>
いかがでしたでしょうか。尿の色は健康状態を表すサインです。
毎日チェックしていきましょう