害獣とは?発生原因とその対策について
(※イメージ)
こんにちは。今回は害獣についてご紹介したいと思います。
<そもそも害獣とは>
「害獣(がいじゅう)」とは、人間の生活に害をもたらす動物を指します。日本ではさまざまな害獣が確認されており、被害は害獣の種類によって異なります。
害獣による代表的な被害は、家屋にダメージを与えられたり、畑を荒らされたりすることです。また、家畜が被害を受けたり、私たち人間が健康被害を受けたりすることもめずらしくありません。
<害獣の種類>
イタチ
屋根裏に潜んでいることが多いイタチは、その可愛らしい外見とは裏腹に凶暴な害獣として知られています。15~40cm程度と小柄な体格ながら、自分よりも大きなウサギやニワトリも捕食するので、ニワトリを飼っている農家は注意が必要です。またイタチは泳ぎが得意なので、海岸部や河川沿いの家屋が被害を受けやすいという特徴があります。
鼻に白い筋があるハクビシンは、レッサーパンダに似た可愛らしい外見をしています。しかし、ハクビシンは畑や果樹園を荒らしたり、家屋に被害をもたらしたりする危険な害獣です。また、ハクビシンの体についているマダニから「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」という感染症にかかるリスクもあります。
アライグマ
アニメ作品『あらいぐまラスカル』の影響や、その可愛らしい外見からペットとして人気を博したこともあるアライグマ。しかし、最近では農作物を荒らしたり、家屋や納屋に侵入して食べ物を漁ったりすることから、害獣として駆除されることが増えています。
<害獣の被害>
騒音
屋根裏に住み着く害獣のほとんどが夜行性であり、人間が就寝する時間帯に活動し始めます。どれだけ体の小さな害獣でも、その足音や鳴き声はけっして小さくありません。また、屋根裏で子どもが産まれた場合は、足音や鳴き声がどんどん大きくなります。
悪臭
屋根裏に住み着いた害獣は、屋根裏で排泄するため悪臭が漂うようになります。とくにハクビシンやアライグマ、タヌキなどはため糞の習性があり、常に1ヶ所で排泄するので強い悪臭を放つようになります。
家屋への被害
屋根裏に住み着いた害獣は、家屋の柱を齧ったり、壁で爪を研いだりするため家屋は大きなダメージを受けます。また、断熱材や配線ケーブルを噛んで傷つける害獣も多くいます。その結果、最悪の場合は火災に発展する恐れがあるので要注意です。
(※イメージ)
<害獣駆除の方法3つ>
忌避剤を使用して追い出す
忌避剤(きひざい)とは、動物が嫌がる匂いや成分を放つ薬剤のことです。忌避剤は家屋や畑に害獣を近付かせないことを目的に使用するもので、すでに害獣が家屋に浸入している場合は追い出すことも可能です。
捕獲する
素手や網を使って捕まえる「手取り」、檻かごといった罠を用いる「罠捕獲」、猟銃や空気銃で射殺する「射殺駆除」の3種類です
害獣駆除業者に依頼する
警戒心が強い害獣を駆除するのは非常に困難であり、素人が無理に駆除しようとすると攻撃されたり、健康被害を受けたりする可能性があるので注意が必要です。
そこで活躍してくれるのが、害獣駆除に精通している害獣駆除業者です。業者によっては、有害鳥獣駆除の申請の代行や屋根裏の殺菌および消毒、家屋のリフォームといった作業を追加で依頼できる場合もあります。
<最後に>
いかがでしたでしょうか。
害獣による被害は後を絶ちません。しっかりとした対策が必要なのです。