免疫について コロナ化の今、健康面で重視されるポイント
こんにちは。昨今、コロナ化で健康が大切だと認識されていますが、
今回は、免疫についてご紹介していきたいと思います。
<そもそも免疫とは>
免疫とは「疫(えき)から免れる(まぬがれる)」、すなわち「伝染病」などからのがれるということを意味する言葉です。
たとえば、一度「はしか」などの伝染病にかかったほとんどの人はその伝染病にかからなくなります。これを「免疫ができた」と言います。
この免疫システムは、体内に侵入した細菌やウイルスなどを異物(自分以外のもの)として攻撃することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きをします。
<免疫の種類>
自然免疫
自然免疫は生まれつき人間の体に備わっている免疫で、細菌やウイルスなどの異物を食べて除去する食細胞を中心に構成されています。
獲得免疫
獲得免疫とは、感染した病原体を記憶し、再度遭遇した時に効果的に排除できるようになる仕組みです。自然免疫に比べると応答するまではやや時間が長くかかりますが、さまざまな病原体に反応する多様性を持っています。
<免疫を高めるためにすべきこと>
腸内環境を整える
腸には全免疫細胞の約7割が存在していると言われています。腸は口とつながっているため、さまざまな病原菌やウイルス、異物などが入ってきます。
そのため、異物を排除して健康を維持するために、
多くの免疫細胞が必要なのです。
体温を上げる
体温が1度下がるだけで、免疫の主役である白血球の働きは30%低下します。しかし、反対に1度上がれば免疫力は一時的に5~6倍にもなると言われています。
真夏でも冷たいものを飲みすぎない、入浴時はしっかり湯船につかる、
軽い運動を日課にするなど、体を冷やさない・温めることを心がけましょう。
ストレスを解消する
子供から大人、高齢者まで、ストレスを感じていない人はいないと言われるほど、
高ストレス社会となった現代。
ストレスは心身にさまざまな悪影響を与えます。
免疫力も例外ではなく、免疫が働くシステムも自律神経によって
コントロールされています。
質のよい睡眠をとる
睡眠不足は健康の大敵です。ある調査では、睡眠時間が7時間以下の人は、8時間以上の人に比べて3倍も風邪を引きやすいという結果が出ています。
また、T細胞が異物である抗原の情報を長期間記憶するには、
適度な質のよい睡眠が不可欠とされています。
<最後に>
いかがでしたでしょうか。
毎日の地道な積み重ねによって、免疫は高めることができます。
今後もコロナと付き合っていかないといけない現代社会において、
今からでも行動に移してみてはいかがでしょうか。